50th川榮健太 「東大少林寺拳法部にとっての演武」

みなさんは「演武」と聞いて、どのようなものを想像しますか?オトコたちの拳と拳がぶつかり合うようなもの?それとも、華奢な女の子が華麗に巨漢を投げ飛ばすようなもの?それとも、カンフー映画さながらアクロバティックなアクションを繰り広げるようなもの?実はどれも演武だといえます。

演武とはお互いに決めあった構成で技の応酬を繰り返すもの、つまり約束組手です。少林寺拳法の大会はこの演武で審査されます。空手柔道やボクシングなどは相手と勝負することで優劣を決めます。強いほうが勝ち、弱いほうが負け。単純明快ですね。一方、少林寺拳法の大会では基本的に2人1組で演武をやり、それを複数の審判が「技の正確性」や「気迫やキレ」などいくつかの項目ごとに点数をつけて組の順位が決まります。いかに「武」を「演じる」能力があるかが評価されるため、強い人が優勝できるとは限りません。そこが演武の難しいところでもあり、おもしろいところでもあります。

「決められた動きばかりやってて何の意味があるんだ?本当にそれで護身できるのか?」と思った人もいるでしょう。僕もはじめはそう思っていました。大会が演武によるものである以上、世間の大学少林寺拳法部では演武中心の練習メニューになってしまいがちです。たしかに演武ばかりやっていれば大会では入賞できるかもしれませんが、それではもったいないです。東大少林寺拳法部では演武を「術科(多様な技の習得)」「空乱(スパーリング形式の実戦練習)」とバランスよく組み合わせて、よりいっそう少林寺拳法の上達ができる練習をしています。例えば、術科で習った技を演武に取り入れることで、その技を体で習得することができたり、空乱で養った実戦感覚を演武でも出すことでよりリアルな演武ができたりと、相互に技術が向上するのです。

東大少林寺拳法部にはいろいろな目標をもった人がいます。身体的に強くなりたい人や大会で優勝したい人、種類豊富な技を身につけたい人や、ダイエットしたい人(笑)など実にさまざまです。各人が自分の目標に向けて頑張れるような環境が東大少林寺拳法部にはありますので、少しでも興味をもったみなさんは是非一度僕たちの部に足をはこんで体験してみてください。

50期 川榮健太

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