勉強について

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

今回「勉強」について書かせていただくことになったのですが、単位の取り方や駒場のお勧め授業についてはオリ合宿や新歓コンパで幾らでも聞けると思いますので、私は入学から三年たった今だから思う、大学での学業について思うことを書こうと思います。
(単位の話が気になる方は、当部でも新歓コンパやおごりで部員がお話ししますので是非お越し下さい(^^))

テーマは、単位をとるだけが勉強なのか、それともプラスアルファで何かするべきなのか、といったところでしょうか。

ご存じの通り東大では、前半2年で学科にとらわれず教養を学び、後半2年で専門を学びます。私は前半は文科一類に所属し、その後法学部に進みました。

大学での勉強はどれくらい力をいれればいいのか、そう悩む人も多いと思いますが、これは大学の前半後半でも変わるところですし、そもそも前期では特に自分のやる気に依るところが多く、大抵の人は入学後五月を境に「単位さえくればいいかな」というスタンスになります。(それでも要領よくやれば前期教養は優が来るので……)

「単位は楽単をとっていればいいよ」
「テストの直前勉強だけでなんとかなる」

ご多分に漏れず、私も1、2年生のときはこのような考え方をしておりました。実際のところ「優が来ればいい」というスタンスだったため、必ずしもこれらの考え方が間違っているとは思わなかったのです。

しかし、3年になって専門科目を学ぶようになってしばらくたち、「勉強=単位をとること」だという考えに疑問を持つようになりました。授業で単位をきちんととることと、自分の学びたいことを率先して学ぶのはまた違うと感じたのです。

どれだけ優を取っても、何を学んだかと言われて答えられない、表面的な答えしか返せない。実際のところ卒業のためにはやらなければならないことでもある以上、仕方ない部分はあるものの、プラスアルファで自分のしたい勉強をしていたら今頃積み重ねで大きな結果が出ていたのかな、と思うこともあります。

当時はそれなりに自分の勉強に満足していましたから、今になってやっと気づいたことではあるのですが。

しかし、一方で勉強したことが全くの無駄だったとも思いません。はじめは全く面白味を感じなかったことが学ぶにつれて面白くなったこともありますし、文書処理能力とか、記憶力とか、論理的思考力とか、勉強そのもの以外で成長したことも沢山あります。そう考えると、単位のために勉強するのも決して悪いことではないのだろうと思います。そもそも大学一年生の頃の私に、ちゃんと好きな勉強をしろと言ったところであまり理解してもらえたとは思いませんし。

入学後三年たって、勉強についてはこのような半分後悔、半分満足といった気分でいるわけですが、なにを勉強するのが正しかったかは未だに私にもわかりません。ただ、つまるところ「単位のため」でも「自分のしたいことだから」でも、一生懸命向き合えるなら得られるものはあるのかなと思っています。はじめは単位のためでもなんでもいいから、そこで得られるものをきっちり得て、できるならば自分のしたい勉強も探してみるといいのかなと、いまのところの結論はこのような感じです。

もちろん、大学では勉強以外にも沢山大切なことがあり、それらに割くべき時間も多いでしょう。部活、サークル、バイト、学園祭……、そのどれもが大学生活の今でしかできないことであり、学べることも沢山あるはずです。
そのなかで、しばしば「負担」として見られがちな勉強ですが、ほんの少しでもそれ以外の見方が出来たら、色々得られることもあるのかなと思います。

 

52期 向山綾

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