空乱について

新入生のみなさんこんにちは。53期の齊藤と申します。ここでは我々東大少林寺拳法部の練習の一つである「空乱」について書きたいと思います。ここでいう空乱とはキックボクシングに近いルールで行う乱捕りのことを指します。

乱捕りをするというと「楽しそう」と思う方がいる反面やはり「怖い」、「野蛮」などのイメージを持つ方も多いはずです。格闘技の試合で対戦者2人がフラフラになってもなお殴り合い、蹴り合う姿を見ればこのようなイメージを持つのは当然だと思いますし、自分も入部前はこのようなイメージとともに「先輩にボコボコにされるのではないか」、「ひどいケガをしてしまうのではないか」といった不安を抱いていました。

しかしこれはまったくの杞憂でした。我が部では防具の着用が徹底され練習強度の管理もきっちりとなされており、安全が第一に考えられています。そもそも空乱の練習目的が相手を倒すことではなく自分も相手も上達することですから、無茶なことはしませんし常に全力で殴り合うわけでもありません。練習相手も部員なので怪我をさせてしまっては部にとって不利益ですし、怪我をさせて以来相手が逃げ腰になるとお互いの練習になりません。相手との実力差を見極めて相手の良いところを引き出しつつ自分の技術も試す、そうする中でお互いが上達し、思いやりや力加減を身に付けていく、というのが空乱の精神です。

とはいうものの、相手を信頼していようが安全管理を徹底していようが殴られるのはどうしたって怖いものですから戦う時は緊張し、焦ります。その恐怖・緊張・焦りをコントロールする、そして前に出る勇気を振り絞るトレーニングになるということも空乱の大きな意義だと思います。

こういった考えに基づいて練習していると強くなることが人間的に成長することにもつながります。この姿勢に共感してくださった方、あるいは単純に強くなりたい方(肉体的にでも精神的にでも)、ちょっと体を動かしてみたい方、どのような動機でも構いません、少しでも空乱に興味を持たれたならば是非一度体験練習にいらしてください。楽しめること請け合いです。

53期 齊藤 大哲

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