部員の声「少林寺拳法と数学」(56期 髙橋孝太朗)


1年生の頃は少林寺拳法がなにかもよくわからないまま、先輩が指導してくれるがままに練習に打ち込んでいましたが、3年に上がった今だんだんと少林寺拳法の何たるかがおぼろげながら見えてきました。少林寺拳法は実は数学のように、解法はいろいろあれど、正しいやり方を踏めば誰でも相手を制圧することができる、非常に理にかなった武道なのです。
少林寺拳法の技は、すべて体の構造に基づいており、体格や運動神経は関係なく、練習すれば誰でもできるようになります。そういう点では、少林寺拳法は東大生に向いている武道であり、はまりやすいのではないかと思います。 とはいえ技の習得は簡単なものではなく、1年目で習う逆小手という技に、「逆小手3年」という言葉があるのですが、中には完全に習得するのに時間がかかる技もあります。しかしそれだけ少林寺拳法の技は奥が深く、最初に習ったときはよくわからなくても、それからしばらく経って他の技も学んでいくうちに、「あのとき先輩が言っていたことはこういうことだったのか」と気づき、できなかった技が急にできるようになるなんてことは多々あります。それは少林寺拳法の技の根本には共通するものがあり、名前や見かけが全く違う技でも、たとえば相手の体勢を崩すといったように目的が同じであれば、全く同じ体の使い方で掛けられるなどということが往々にしてあるからです。
そんな根本の原理を元に体系化された少林寺拳法の技には、いくつかの公理から多くの定理を導き出す、ある種数学に似た美しさがあると強く感じています。自分もまだ少林寺拳法歴2年の未熟者ですが、この魅力にどはまりしています(笑)。まさに「東大生のための武道」ともいえる少林寺拳法、ぜひ体験にいらしてください!


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