部員の声「部活動として」(58期 近藤拓未)


丁度一年前、僕は運動会に入るということを選択肢にもしていませんでした。海外への関心から国際系サークルへの入会だけは早々に決めましたが、まだ他に何か、と気に入る団体を探し続けていました。そんな折、少林寺拳法部の存在を知り、その多彩な技の数々、迫力ある演武、純粋な強さが試される乱捕、そして先輩方の雰囲気に魅了され、入部を決断しました。

そんな僕からは、サークルではない部活動だからこそ得られる経験をお伝えしたいと思います。それは、“辛抱”です。

辛抱とは、理不尽なことやただただ辛いだけの練習に耐え忍ぶ、ということではありません。むしろ、そういった事柄はこの部活にとって縁遠い存在です。僕が言いたい辛抱とは、思いのままにならない現状を受け入れつつ自己を成長させようと努力することです。

例えば、部活動である以上参加が必須である練習が決まっているので、バイトなどを理由として好き勝手に休むことはできません。これを自由の制約と言ってしまえば簡単ですが、生活リズムの安定剤としてのはたらきに注目すれば、学業成績の向上や生活スタイルの改善へも役立てることができます。また、少林寺拳法の技の数々の中には修得が難しいものもあり、なかなか上達しないことがあります。そんなときでも現実から逃げずに試行錯誤を重ね続けることで、苦労して技を身につける喜びを味わうことができるとともに、人体への理解も深まります。また、このような生活を続けることで、自分は真剣に少林寺拳法という物事に取り組んでいるんだ、という自信を得られます。

このような経験を積める部活動は、今では僕にとって欠かすことのできない“心棒”であり、日々の活力の源です。59期の皆さんとこの楽しさを分かち合える日を楽しみにしています。

58期 近藤拓未