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部員の声「家に帰るまでが遠足」(57期 青木絵莉子)

部員の声

私は、年に2回の大きな大会と就活が被ってしまい参加できません。そのため、大会種目ではない「錫杖(しゃくじょう)」という約1.8メートルの杖を使った種目に日々取り組んでいます。
錫杖の魅力についても語りたい所ですが、ひとまずそれは置いておいて、今回は大会に出ないことによって得られた気付きをお伝えしたいと思います。それは、作務(さむ)についてです。

作務とは、練習前後の道場の掃除・準備を指します。箒掛けや雑巾掛け、備品の出し入れ、畳敷きや畳上げ、その他諸々の行為を私たちは作務と呼んでいます。
演武より何より、この「作務」にそれぞれの個性・性格が現れていると私は思います。
例えば、箒掛け。片手でササっと素早くやる人。両手で一掃き一掃きゆっくりやる人。良し悪しは置いておいて、ああ性格が出るなぁ、と思います。
それから、畳敷き。一畳の畳を運び、床にパーン! と置く人。両手で静かにそっと置く人。これも性格が出ます。
普段の部活でバリバリに力強い動きをする人が畳をそっと置いていたりすると、それだけで「おっ」と思います。いわゆるギャップというやつでしょうか。

家に帰るまでが遠足、とはよく言ったものです。同様に、作務を含めて少林寺拳法なのでしょう。大会の練習に取り組んでいるとつい気が急いて、作務にまで意識が回らないことが多いです。現に私も、錫杖を始めるまでは気が付きませんでした。
引退まで残り数ヶ月の今ですが、最後にこのことに気付けて良かったと思います。

この文を読んだ皆さんも、普段の生活を少し意識してみてください。本質は、一見気が付きにくい所に表れるのかもしれません。

57期 青木絵莉子

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