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部員の声「挫折」(59期 濵﨑佑哉)

部員の声

 私は文才がない。だからと言って理系科目が得意かというと、そうでもない。改めようという意識も大してない。「東大生」という単語を聞いた時に連想するような勉強完璧意識激高ハイスペックマンとはかけ離れた存在である。そんな私だからこそ、挫折から立ち上がるためにやってきたことを書きたいと思う。
 人生で一番最初に経験した大きな挫折は高校一年生の時だった。私は高校の時から少林寺拳法をやっていたのだが、その少林寺拳法の関東大会でバカみたいなミスをして失格になった。少林寺未経験者には伝わらないと思うが開始前の合掌礼をせずに演武を始めてしまったのである。あほである。合掌礼さえやっていれば点数的には全国大会に行けたようだ。ますますただのあほである。大会後私は何にもやる気が起きなかった。後に友人にその当時の私の様子を聞くと目が死んでいて近寄りがたかったそうだ。今はこのようにネタにできているのだが、ここまで回復できたのは何でかというと、逃げたからである。私は少林寺拳法から逃げた。逃げて、なぜかルービックキューブにはまった。それも馬鹿みたいにはまった。3×3×3は25秒くらいで解けるようになったし、20×20×20も解いた。今振り返ればまったくもって何がやりたかったのか理解不明である。しかしながら挫折から立ち直ることはできた。そのおかげで今こうして少林寺拳法を続けることができている。
 二回目の大きな挫折は高校三年生の時だった。センター試験でいい点数を取り調子に乗っていた私は二次試験前に勉強が御座なりになり東大に落ちた。あほである。あとリスニング一問あっていれば受かっていた。ますますただのあほである。入試後私は何にもやる気が起きなかった。後に友人にその当時の私の様子を聞くと目が死んでいて近寄りがたかったそうだ。今はこのようにネタにできているのだが、ここまで回復できたのは何でかというと、逃げたからである。私は勉強から逃げた。逃げて、なぜか早押しクイズにはまった。それも馬鹿みたいにはまった。ここまで前段落をほぼコピペしたわけだが、早押しクイズではルービックキューブのときのような大した成績は残していない。それでも挫折から立ち直り、一念発起し勉強に打ち込み、翌年にはしっかりと東大に合格することができた。
 人間誰しも生きていたらうまくいかないこと、挫折することはあると思う。そんな時は失敗を振り返り「ああすればよかった、こうしたのがいけなかった」となりがちだと思う。しかし、過去を振り返ったところで何も生まれないのだから、いっそのこと逃げて別のことに打ち込むのはどうだろうか。案外そうした方が「気分を切り替えてもう一度頑張るぞ」となるのではなかろうか、と私は思う。

59期 濵﨑佑哉

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